防煙区画、壁板継ぎ目から煙漏れる 森タワーぼや騒ぎ
2007年09月22日17時13分
今年4月、東京都港区の「六本木ヒルズ」のオフィスビル・森タワー(54階建て)であったぼや騒ぎで、機械室やエレベーターが上下する煙突状の防火・防煙区画から、煙が漏れていたことが東京消防庁の調査でわかった。防火試験に合格した板壁に囲まれた密閉空間のはずだったが、壁板の継ぎ目から漏れたらしい。同庁は27日、漏れた煙の量などを調べる公開実験を埼玉県草加市で行い、詳細なデータを取る方針だ。
森タワーぼやで煙が広がった構図
森タワーのぼやは、エレベーターのワイヤの1本が摩耗して切れ、火花が散って鉄くずなどに火がついたことで発生。51階の機械室が火元だったが、煙が漏れたため、最初に煙感知器が作動したのは50階の空調機械室だった。続いて火元の機械室内でも感知されたが、50階の通路、男女トイレなど、火元と関係ない場所でも感知が続いた。
今回は火種が小さく、火元が高層部だったため煙もさほど広がらなかった。だが、低層部で火災が起きた場合、区画への煙の出入りが自由だと、煙は一気に建物全体に広がってしまう。高層ビル火災では、防災センターで全体の煙感知器の反応状況を見て火元を特定するから、あちらこちらで感知器が反応してしまうと、火元特定の遅れにもつながりかねない。
このため、こうした煙突状の区画は防火試験に合格した壁板や防火扉などで囲うことが、建築基準法施行規則で義務づけられている。しかし、壁板の継ぎ目からの「煙の漏れ」については想定外だった。東京消防庁の担当者は「炎を通さない壁板ならば煙は漏れないという前提があったのだろう」という。
今回の火災後、煙が漏れた原因は、しばらくわからなかった。同庁は壁板と天井の接続部や壁板の継ぎ目に着目。機械室と同じ仕様で煙を当てる再現実験をしてみて、煙が漏れていることを確認したという。
同庁と森ビルは協議し、8月、機械室の天井と壁板の間に耐火材を張った。同社は「有効だということで耐火材を施工した。今後、原因が分かれば最良の方法を考えたい」としている。
asahi,comから
漏れないって実験でもしてみてたのかなぁ。
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