Wednesday, November 15, 2006

建設業

常に疑問を大切にさいたまの高校で授業建設業の佐古さん
 
かつて新人の考案で実用新案となった「視線誘導標」を説明する佐古さん=中央区のいずみ高校
 「会社に入っても『なぜ、どうして』を大切にしてほしい」。
 さいたま市中央区の県立いずみ高校(田中良司校長)で開かれた仕事のプロから学ぶ授業で建設業の佐古政美さん(58)は生徒たちにこう呼びかけた。目的意識が希薄なまま職を転々とする若者が増えている。仕事上の疑問を追求することが大切と佐古さんは訴えた。
 佐古さんは道路標識、表示敷設工事などをする同区のライン企画工業(阿野雅樹社長)の教育長。この道三十六年のベテランだ。同校環境建設科二年六組(内海伸一担任、三十六人)で講義した。イラストや漫画が得意な佐古さんは紙芝居仕立てで授業した。
 生徒の目が輝いたのが実用新案をとった「視線誘導標」の考案。高速道路の端を示す一個直径四十センチほどの標識で、ライトの光を反射するため路側帯がドライバーに認識できる。
 当初は設置後すぐに排ガスで汚れ、表面の清掃に莫大な費用を要した。疑問を持ち続けていた入社二年目の新人が、ある夜、一つだけ光り続ける誘導標を発見。近づいてみると、風に揺れるススキが表面のワイパーの役割を果たしていた。
 研究が始まる。失敗を重ねるうち、プロペラをつけることをこの新人は考案。費用も一個あたり二千円と安く、結果的に十年間で二百億円の販売実績となった。
 佐古さんは「常に疑問を。若い時は頭が柔軟で発想力がある」と訴えた。講義の後、構内の敷地に同社の社員が「止まれ」などのライン引きを実演してみせた。
 生徒は「日常の中で疑問の積み重ねが大切だと分かった」(佐藤愛美さん)「失敗もすぐに気づけば大丈夫なんだ。生き方の参考になった」(石野沙織さん)などと話していた

埼玉新聞より
 そういう授業もいいね。

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